家庭のお金の管理、皆さんどのようにされていますか?
夫婦どちらかがお財布を握って管理していますか?
もしくは、別々に管理されていますか?
各家庭でお金の管理方・考え方はもちろん違うと思うのですが、家庭のお金の管理を一緒にした方がいいのか、別々に管理した方が良いのか迷っていませんか?
共働き家庭は収入がそれぞれにある為、お金の管理をどのようにするか選択することができます。しかし、適当にお金の管理方を決めてしまうと後々にトラブルになることが多いです。
トラブルを起こさない為に何を考えていけば良いのかを共働き歴16年の私が紹介していきます。
- 結婚してお金の管理をどうするか迷っている
- 夫婦でお金の管理を別にしたい
- お金の管理を相方に任せたい
- 同棲する前にお金の話をしておきたい
- 共働きで生活していく
- 小遣い制にしたくない・したい
とはいえ考え方は、各家庭で色々あります。正解があることではないのでポイントとしては
お金管理をどうすればいいかパートナーとしっかり話し合うこと

当たり前のことなのですが、事前にどのようなメリット・デメリットがあるのかはなかなかわからないと思います。
事前のしっかりとした話し合いの参考にしていただくために、この記事を呼んでください。
片方が管理する時のメリット・デメリット

まずは「夫・妻、どちらかがまとめてお金の管理をする」時です。
共働きといえどもお金の管理に関しては得意な方、苦手な方や、自分で稼いだお金は好きに使いたいなど考えはさまざまだと思います。
メリット

毎月の収支がわかりやすい
別々に給料をもらっていますが1人が管理すると支出の管理もしやすく、毎月の家計の管理がわかりやすくなります。
支出がわかると家計簿も付けやすくなり貯蓄がしやすくなります。毎月の貯蓄が増えていくことによって、旅行などを楽しめたり、投資などで資産の運用も行うことができます。
家計簿をつけやすい
二人分の収入・支出の家計簿つけるのは大変ですよね、お金の管理を一つにまとめれば家計簿もつけやすくなります。
でも、仕事しながら家計簿をつけるのは大変です。簡単に家計の管理ができる、家計簿アプリを活用しましょう。
アプリなら収入・支出や資産管理までカードや口座を登録していれば、自動で家計簿を作成してくれるので負担なく家計の管理ができます。
私たちは「マネーフォワードME」で家計簿・資産管理を行っています。

無駄な支出が少なくなる
1人が2人分のお金の管理するので、無駄にお金を使うことを躊躇しやすくなり支出が減らせます。
自分のお金なら自由に使っても気にならないこともありますが、家のお金だと思うと勝手に判断して使うことはなかなかできないので、無駄な買い物をしにくくなります。
お小遣い制になる
お金の管理を1人がするので、個人で使うお金は自然とお小遣い制になっていきます。
ひと月の個人で使用できる金額を決めることで、家庭の支出を抑えることができます。
でも、お小遣いの額をいくらぐらいにするか迷うところですよね?

共働き夫婦の小遣い額の割合です。金額については各家庭で感想は違うと思いますが、お互いいくらにするかはしっかりと話しあうことが必要ですね。
貯金がしやすい

収入・支出がしっかりわかる、家計簿をつけることができるなら貯金がしやすくなります。
個別管理でも個人で貯金はもちろんできますが、パートナーとの合計、家庭の貯金は1人が家計管理した方がわかりやすく、貯金がしやすくなります。
目標の金額を決めていれば、早く目標に達成できるかもしれません。
2人で大きなお金を貯める目標があるなら、お金管理は夫婦どちらかが行ったほうが効率が良いのかもしれません。
デメリット

片方が管理するということは1人が家計管理の負担を背負うことです。お金の管理は時にややこしく、面倒くさいことも多々あります。
1人で二人分のお金の管理はそれなりに大変で、適当にしてしまうと1人で管理するメリットが薄くなってしまいます。
口座(通帳)の管理が大変
単純に二人分、最低でも二つの口座の管理をしなくてはなりません。アプリなどでほぼ自動で管理できるならマシですが、手動で家計簿などを付けていると収支の確認が面倒くさくなり正確な家計管理ができなくなります。
正確な管理ができなくなると、貯金などの金額も分からなくなるのでお金を貯めているモチベーションが下がってしまったり、資産運用もしにくくなります。
仕事をしながらの管理も大変です、パートナーが何もしていないと思うと不満に思ってしまうこともあるでしょう。
欲しいものがすぐに買えない
2人のお金を一緒に管理すると、お小遣いでは買えないものがあったときにパートナーに相談しないと買い物ができないことがあります。最悪、購入できなくなりパートナーとの仲が険悪になる恐れも、、
お金の使いすぎになりうるので家計の為になら良いことなのかもしれませんが幸福度が下がってしまって生活に不満を持ってしまうかもしれません。
お小遣い制によるデメリット

お小遣い制にすると家計の管理はしやすくなりますし、貯蓄もできていくと思いますが、独身のようなお金の使い方ができなくなるので、不満などが出てくることがあります。
収入の違いによる不満
夫婦同額のお小遣いにすると、収入が明らかに違う時に不公平感が出てきてしまいます。かと言って違いを大きくつけると少ない方からの不満が出てしまいます。
お小遣いの金額は、お小遣い制にする前にしっかりと話し合った方が良いです。
へそくりを作ってしまいがち
月に使える金額が決まってしまうと、別にお金を確保しようと思うようになりやすくなります。
小遣いが足りなくて増やしてもらう交渉はなかなかしにくいですので、内緒でへそくりを作ってしまいます。へそくりがパートナーにバレてしまうと、もちろんトラブルになります。
給料アップのモチベーションが下がる
仕事に対する取り組み、給料を増やそうとするモチベーションが下がる恐れがあります。
いくら頑張って仕事をしてお金を稼いでも、毎月の使えるお金は変わらないので給料を上げることに喜びが感じられなくなります。
これの対策としては、昇進や超過勤務が多い時など、定期的に小遣いのアップをしてあげるとモチベーションも保っていけると思います。
別々管理したときのメリット・デメリット

メリット

お金に関する不満が減る
生活費などのお金を差し引けばあとは自分のお金です。好きに使うことができるのでお金に関してパートナーとトラブルになることはすくないでしょう。
好きな時に好きな物をかえます。ただし、生活費等の必要経費の支払いをしっかり決めておかなくてはならないですが。
別れる時に揉めにくい
お互いが別々の道に進むことになった時、お金に関してトラブルになることはないでしょう。
二人で一緒に貯金をしているとどのように配分するのか揉める事が多いと聞きます。(収入などの違いがあるとなおさらです)
あまり考えたくはない事ですが、もしもの時にスムーズに事を進めるのなら別々の管理が向いていると思います。
仕事の意欲が上がる
仕事で稼いだお金は自分で使えるので仕事に対するモチベーションが上がります。
生活で必要なお金以外は自分で管理、使用できるので給料が上がればそれだけお金を使うことができます。これは、小遣い制では思うことができないことです。
デメリット

貯金しにくい
お互いが好きにお金を使うことができるので、家庭としての貯金が貯まりにくいです。
お互いがパートナーの貯蓄の把握をしていないので定期的な確認が必要になりますが、確認する機会はなかなか訪れないと思います。
二人で貯蓄するという概念は持たない方がいいでしょう。
生活費の支払いに不満が出る
生活していくには様々なお金が必要になります。
家賃、光熱費、食費、生活雑貨など毎月お金は必要です。
初めにいくら負担するかはっきりしとかないと、後々不満がでます。固定費が上がったりするとその都度支払いをどうするか決めないといけなくなるので面倒になることがあります。
子育てなどの費用も後に問題になることもあります。
パートナーのお金の管理がわからない
給料をいくら貰っているかもパートナーに聞かないとわからないので、別々にお金の管理をされている方はお互いの収入を知らないことが多いと思います。
毎月必要な分だけ払っていてくれればいいのですから、特に気にすることはないのですが、パートナーの浪費癖などを見抜けないこともあります。
全く貯金できていないこともありうるので注意が必要です。
お金の管理には話し合いが大事

結局お金の管理はそれぞれの家庭で決めることで。何が正解なんて事はありません。
お金のトラブルを起こす事なくパートナーと楽しい生活を送りたいですよね?
なので、一緒に生活を始める前にはお金の管理について話し合わなければなりません。
私たちが一緒に住むときに考えたことを少し紹介します。
独身時に貯めた貯金をどうするか
別々に管理するのなら特に気にしなくても良いのですが、一緒にお金の管理をするのならしっかり話し合っておいた方がいいです。
これまで貯めていたお金や株などを結婚した後自由に使えるのか、家庭の管理下に入れるのか曖昧にしているとトラブルになります。
1人の時に頑張って貯めたお金をいきなり一緒にするのは抵抗がある方が多いと思うので、お勧めは2人で住みだしてから共同でお金を貯めて、独身時のお金は個人で使う方がいいと思います。
独身時の貯蓄額が大きく違うこともあるので、、、
小遣い制か一定額の支出か
小遣い制にするか、生活費を一定額ずつ出し合うかも決めておいた方がいいです。
お小遣い制にした時は、2人の収入合計額で払うことができますが、別々に管理すると固定費の支払いをどのようにするか分ける必要があります。
- 同じ額を毎月出し合うか
- 払うものをそれぞれ割り振って支払いをするか
例)夫は家賃・光熱費 妻は食費 など
細かい話になってきますが、最初に話しておくことで後のトラブルを防ぐことが出来ます。
もちろんお小遣い制にするなら小遣いの金額をいくらにするかも重要です。
将来について
ライフプランも話し合ってお金の管理方について話すことも必要になります。
年々生活は変わって行くので柔軟に対応できるようにしたいですね。
共働きをいつまで続けるのか
現段階で共働きをいつまで続けるのか大まかに決めておくのもいいかもしれません。
収入が1人になるとお金の管理方も大きく変わってきます。片働きになった時の事も想定しておいた方が良いでしょう。色々な事情で仕事ができなくなる可能性もあるので片働きになったら小遣い制に切り替えるなどを決めておくとスムーズに対応できます。
子供ができたらどうするのか
子供が出来ると生活環境や仕事の環境が激変する可能性があります。
お金の使い方もそれぞれ変わってくると思うので事前に子供ができたときのお金の管理方も話し合っておくといいと思います。
育児休職をとっての生活や復職した後の生活は金銭面含めて大きく変わるので注意が必要です。
結論

お金管理について将来を見据えてパートナーとしっかり話し合う事が大事
1人が家計を管理するか、別々で管理するかメリット・デメリットをお話ししましたが、結局は
「2人が一番生活しやすい、目標に向かっていける方法が良い」
という事です。
生活していくと色々な事が起きます、お金のことに関してだけだと収入も増えたり減ったりするかもしれませんのでその時にパートナーと話をして臨機応変に対応できればいいですね。
お金のトラブルは気持ちよく終わることが難しいことが多いです、大切な人との生活を些細なトラブルで壊したくはないのでしっかりと話をして幸せな生活をしましょう。
